概要


1日に複数回の取引を行い、細かく利益を積み重ねる売買手法である。場合によっては、1日で数百万円〜数億円の利益を得られる(あるいは失う)など、他のトレード手法と比べ、即時性・ゲーム性・依存性が強いとされ、利益をあげ続けるためには高い熟練度を要する。 デイトレードを継続的に行う者を「デイトレーダー」と言い、本業としている者を「専業デイトレーダー」、兼業している者を「兼業デイトレーダー」という。日中に頻繁に売買する点をさして、日計り専門でないスイングトレーダーも含めてデイトレーダーと呼ぶことが多い。 デイトレードの中でも、数秒〜数分の間にしただけで売買および反対決済を成立させる手法を指して「スキャルピング」と呼ぶ。また、1日に何度も売買するデイトレードに対して、2〜10日程度の短期的な持ち越しを行う手法を「スイングトレード」と呼んでデイトレードとは区別する。それ以上の期間保有する場合は短期投資または中長期投資になる。 現物株の売買においては、差金決済が禁止されている[1]ため、実際の手口としては同一銘柄を資金余力を超えて回転売買することは出来ない(現金取引の場合)。この場合、デイトレーダーの手口としては特定銘柄の売買を終了させ、ついで別の銘柄を手がけるといったループトレードの手法をとることが多い。










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